僕は旅の話がしたい

かわさきたけひさ

2006年12月19日 03:09

沖縄もようやく冬らしくなってきましたな。
昨日はオリジンお笑いライブの手伝いでヒューマンステージの駐車場係をしていました。
もう、さすがにタンクトップ一枚は辛かった。
雨降るし、風強いし。

O.Z.Eの23回本公演も無事終わり、後は天久のBISES-COFFEE焙煎機設置と、
贈答品用の大量の豆焼きと、年賀状、顧客管理データの作成、あ、今回の舞台DVDのジャケット。
会員証の発送と他店舗のフォロー。

・・・旅に出たい。
・・・あぁ。

ということで、網走で撮った写真を一枚。
俺にコーヒーと海と男の美学を教えてくれたデリカップ店内です。

「メイン張れるのがメインを張ると面白くないんです。」

パッと見、何屋だかわかりませんが、喫茶店です。
時計がいっぱいですねぇ。
この一角を指差して
「旅の話がしたくって、こういう風にしたんですよ。」
マスターが言うんです。

ばらばらの時刻を示す時計に囲まれて
宝石で出来た地球儀がある。

壁にはヨットから取り外した気圧計。

机の上には日本丸で使われていた方位磁石。
磁石の針はスコッチに浸されて北を向いている。

マスターお気に入りのドイツから来た犬。
冬の網走じゃ、マダム連中がコートの裾を犬の耳に引っ掛けるから。
そんな理由でいつしか机の上に。

デリカップのブレンダー兼マドンナのレイコさん曰く。
火事の時は一番右の柱時計を背負って逃げるそうです。
もともと階段の踊り場に置くための時計だそうで、斜め上、斜め下から見たときに正確な時刻を指し示すように作られているとの事。
よく見ると彫刻なんかも正面は向いていない。

「みんなメインを張れるんですよ。」
某劇団みたいですな。


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